数字とは、恐ろしいほど無垢で、単純で、客観的である
あまりに絶対的だからだ
それは絶対的な真理なのだ
例えば、投手が自分のスキルをPRする場合、「○○高校の誰それを三振でうち取ったことがある」より、「MAX150kmで変化球は3つです」と言った方がはるかに説得力がある。誰も彼の技術を疑わないだろう
数字に自分の価値とか、有能さを保証してもらいたくて
数字に自分の価値を求める行為は、つまるところ自分の価値を客観的に証明したい、または認識したいという欲望と深く関わっていると思う
どうして人は、客観的な部分に自尊心を求めるのか
でも僕も、きっとそうならざるを得ない
数字に支配されたくない
僕は、「奴」が雲の上から僕たちを見下ろして笑っているように感じることさえある
数字に自己の価値を求めることが最もシビアーな選択肢だと思っている人、それは違う
古代の日本が、中国の王朝に金印を求めたのと一緒
強い魂でありたい
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